【バイト家庭教師の悩み】やる気がない生徒に教えるべきこと
家庭教師の悩みの一つに
「生徒がまったくやる気がない」という
大問題があります。
家庭教師を雇うくらいだから当然、
親だけでなく本人もやる気満々な
ケースばかりだと思いがちですが
そもそも勉強をやる気がないなんて
いうケースもざらです。
今回は、そんなやる気がない生徒に
家庭教師はいったい何を教えたらいいのか?
についてお話したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
ホントにやる気がない生徒
“勉強をやる気がない生徒”というと学校
や親に反抗していたり、社会に不満を
持っているような雰囲気の子を想像する
かもしれませんが
実際はそんな単純ではありません。
おそらく今家庭教師をしている人の中
にも同じようなことを思っている人もいる
と思いますが、
ごくごく普通の子なのになぜか勉強に
関してはまったくやる気がない。
学校や親などに特に不満もなく学校生活
も順調なのにです。
勉強についていけなくなったことが原因
でやる気がなくなったなどの理由であれば
わかりやすく教え直すことでやる気を
取り戻すことはできますが、
“なんとなく”やる気がない(無気力な)場合
は私も何をどうすればいいのか悩みました。
わかったこと
そして、このような無気力な生徒と接している
うちに、どうしてこのような状態になってしまった
のかについていくつかわかったことがあります。
- 親が子供の勉強に無関心だった
- 勉強する習慣がなかった
私はずっと子どもが“やる気がない”のは
なぜだろうと思っていたのですが、
実はやる気がないんではなくて、
そもそも“無関心”だということ
がわかりました。
そして「親が子供の勉強に無関心」なんてこと
は本当にあるんだろうか?と思われるかも
しれませんが、放任主義というか、初めから
勉強よりも力を伸ばせるものがあるならば
そっちを頑張ればいいというような考え
をもっている親は実際におり
子供が勉強したいというなら勉強させよう
というある意味“子ども任せ”な印象を
受けました。
なので、おそらく幼少期から家庭で勉強
をさせる習慣がなかったんではないかなぁ
と思いました。
もちろん勉強よりも力を伸ばせるものが
あるならばそちらを頑張ればいいのですが
勉強をした上での話と、はなから勉強は
別にしなくても他のことで頑張れば
というのは少し違う気がします。
小学校低中学年のうちに親が一緒になって
宿題をやったり、見てあげたりなど最低限の
“勉強する習慣づけ”をしてあげなければ、
中学生になっても勉強する習慣が身に
着かないのは仕方がありません。
家庭教師がやるべきこと
家庭教師は主に成績を上げるのが仕事
ですが、その他に「勉強する習慣づけをする」
という仕事があります。
成績云々以前の問題を抱えている生徒が
いるということです。
このような生徒のために家庭教師がやるべきこと
は、一緒になって勉強することによって
“勉強する”習慣を身に付けさせることです。
問題ができるできないではなく、
週1回ないし2回でも机に向かって
勉強すること自体に意味があります。
それを繰り返していくうちに、今まで
10個のうち1個しかわからなかったことが
2個3個と“勉強することによってわかるようになる”
ということを生徒本人に実感させていくこと
によって
“気が付いたら成績が上がっていた”
状態にもっていくことができればベストです。
最近のコメント